みずむし(白癬)

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みずむし(白癬)について

みずむし(白癬)について

みずむしは、カビの一種である白癬菌が皮膚に感染して起こる病気です。「みずむし」は、一般的には白癬菌が足に感染したことを指します。日本に約2,500万人の患者様がいると推定されています。

蒸れた状態が続くと感染しやすくなり、ブーツやストッキングを長時間履いている人は注意した方が良いでしょう。夏が過ぎると白癬菌の増殖が治まってくる傾向にあり、冬には治ったように見えることもあります。しかし、白癬菌がいなくなったわけではありません。そのため、春になると再び症状が現れてきます。バスマットやスリッパの共有で他の人にうつるため、特に家庭内で感染が起こりやすい傾向にあります。

足のみずむしは以下の3種類に分類されます。

趾間型

みずむしの中では最も高頻度で、足の指の間に発症します。薬指と小指の間にできやすく、強いかゆみ、皮膚がふやけて皮がめくれ、ただれます。

小水疱型

足の裏からふち、指の付け根にかけて小さな水疱ができて、破れて乾燥した後に皮がむけます。かゆみを伴う場合もあり、梅雨に発症しやすいタイプです。秋になると良くなることが多いです。

角質増殖型

かかと付近を中心として、足の裏の皮膚が分厚くて固くなります。かゆみはないことが多いです。乾燥する冬でも症状が続くのが特徴です。
また、足以外のみずむしは、爪や手、身体、太ももの内側、頭などに発症します。

こんなことでお悩みではありませんか?

  • 足の裏がかゆい
  • 足の指の皮がふやけている、めくれている
  • 足の裏にプツプツした水疱ができている
  • 足の裏の皮膚が固くなった
  • 足の爪が白くなった
  • など

このようなことでお悩みでしたら、横浜市青葉区のたまプラーザ駅前皮ふ科へご相談ください。

みずむし(白癬)の原因

みずむしの原因となる白癬菌は、皮膚の表面の角質や毛や爪に寄生し、皮膚のタンパク質であるケラチンを栄養源とします。足の裏に付着してもすぐに感染するわけではなく、高温多湿の状態やアルカリ性の環境下で菌が付着し続けると感染が成立します。

白癬菌は剥がれ落ちた皮膚の角層の中でも生存しているため、踏んだりして付着する可能性がありますので、プールや大浴場の利用、スリッパの共有などでうつるのです。また、免疫不全や糖尿病など免疫力が低下していても感染の可能性は高くなります。

  • 高温多湿の環境
  • 足の指の間隔が狭い
  • 皮膚表面に傷がある
  • 皮膚のバリア機能の低下
  • 靴下やストッキング、ブーツなどの長時間の着用
  • など

このような原因で、みずむしの感染リスクは高くなります。

みずむし(白癬)の検査方法

皮膚鏡検

白癬菌が存在していると思われる患部の皮膚や爪、毛を採り、直接顕微鏡で観察します。白癬菌が発見されればみずむしと診断可能です。

真菌培養

白癬菌の種類を特定したい時は感染した菌を培養します。感染源が推定できることが多いため、一般的な白癬菌ではない菌種が考えられる場合や顔や体、頭に感染した場合に行う可能性がある検査です。培養には2週間程度かかります。

みずむし(白癬)の治療方法

足のみずむしは、外用抗真菌薬による薬物治療が第一選択です。症状がなくなっても菌が残っている可能性があるため、1ヶ月程度は塗り続けるようにします。平均して1~3ヶ月の治療で完治が見込めます。角質増殖型に効果的な尿素が配合された治療薬もあります。

爪のみずむしにはクレナフィンやルコナックといった、浸透力が高くなるように開発された爪専用の白線治療外用薬があります。また、内服の加療でより短期的に加療することもあります。みずむしの治療薬は市販されていますが、水虫に似た別の病気もあるため自己判断では治らない場合もあります。もし市販薬で改善しない時は、当院へご相談ください。

感染・再発の予防方法

みずむしの感染の効果的な予防方法として、以下のことを心がけましょう。再発防止にも効果的です。

  • 足の通気性を良くする
  • 毎日入浴し、清潔にする
  • 入浴後は水分を拭き、しっかり乾燥させる
  • スリッパやバスマットの共有は避ける
  • 家族が感染している場合は、同居家族全員が対策・治療を行う
  • など

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