AGA(男性型脱毛症)とは?
AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、直訳すると「男性ホルモンによる脱毛症」を意味します。AGAは主に男性ホルモンの作用によって引き起こされます。一般的には20代以降に発症し、前頭部や頭頂部の髪が薄くなり、最終的には大きな脱毛領域が生じます。
AGAの主な原因は、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する働きを持つ「5αリダクターゼ」酵素の作用にあります。酵素の作用によって生成されたDHTは毛母細胞の分裂を抑制し、脱毛を促進します。
テストステロンと5αリダクターゼは健康な体を保つためには重要な働きがありますが、髪の成長に対しては逆効果を及ぼすことがあるのです。
こんなことでお悩みではありませんか?
- 以前に比べて髪のボリュームが減少した
- 髪の毛が薄くなっているのを感じる
- 髪の生え際が後退してきた
- おでこの両サイド、いわゆるM字部分の薄毛が気になる
- 頭頂部の髪が薄くなった
- 頭の上部から髪が薄くなり、頭皮が透けて見える
- 薄毛によって自信を失っている
- 髪の薄さがコンプレックスである
- 髪型を変えて薄毛を誤魔化そうとしている
- 薄毛のことを考えて髪型を選んでいる
- 枕の上に抜け毛が増えた
- ブラッシングやシャワー時の抜け毛が増えた
- 親や祖父など親族に薄毛の人がいる など
このようなことでお悩みでしたら、横浜市青葉区のたまプラーザ駅前皮ふ科へご相談ください。
AGA(男性型脱毛症)の原因
AGA(男性型脱毛症)の原因は、主にジヒドロテストステロン(DHT)が原因で十分に髪の毛が成長できないために生じる、ヘアサイクルの乱れにあります。
ヘアサイクルの段階
ヘアサイクルは髪の成長における自然なプロセスで、次の3つの段階から成り立っています。
成長期(アナゲン) | この期間は最も長く、2年から6年程度続きます この期間中、毛母細胞は活発に分裂し、髪は長く太く成長します |
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退行期(カタゲン) | 成長が停止し、2週間から3週間続きます。この期間は髪の毛の成長が止まる移行期です |
休止期(テロゲン) | 髪の毛が抜け落ちる期間で、新しい髪の毛が成長し始めます 毛根は抜けやすい位置にあり、新しい髪の毛によって古い髪の毛が押し出されます |
AGAにおけるヘアサイクルの変化
AGAでは、ヘアサイクルの成長期が異常に短くなります。
その結果、髪の毛が十分に成長する前に退行期・休止期へと進み、時間が経つにつれて抜ける髪の毛の方が多くなります。これが薄毛や髪の量の減少を引き起こします。
遺伝による影響
AGAの発症確率は遺伝によって大きく影響されます。
特定の遺伝子がAGAの発症に関与しており、これを持っている方はAGAになりやすいとされています。
早期治療の重要性
AGAは早期に治療を開始することで、その進行を遅らせることができます。
もしAGAに関する兆候や症状が見られる場合は、早めに当院へご相談ください。
適切な診断と治療により、薄毛の進行を抑制し、髪の健康を保つことが可能になります。
AGA治療薬について
AGA治療では、主に「フィナステリド」「デュタステリド」「ミノキシジル」の3種類の薬を使用します。
フィナステリド
フィナステリドは、主にII型5αリダクターゼという酵素の活動を阻害します。この酵素は、脱毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の生成に関与しており、フィナステリドの服用によりDHTの産生が抑制され、AGAの進行を遅らせることができます。
治療開始後約6ヶ月でAGAの進行抑制効果が見られることが多く、継続的な内服により発毛効果を実感する方もおられます。
効果の現れ方はAGAの程度や年齢によって異なるため、諦めずに治療を続けることも大切になります。
デュタステリド
デュタステリドは、フィナステリドと同じく厚生労働省によって承認されたAGA治療薬ですが、その作用機序には大きな違いがあります。
デュタステリドは、フィナステリドでも作用していたII型5αリダクターゼだけでなく、I型5αリダクターゼにも作用し、これら両方の酵素の活動を阻害します。そのため、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成をより抑制でき、フィナステリドに比べてAGAの進行抑制効果が高いとされています。
ミノキシジルの飲み薬
ミノキシジルは元々高血圧治療薬として開発されたものですが、副作用として多毛の症状が確認されたことから、AGA治療に応用されるようになりました。この薬は、使用を開始してから6ヶ月から1年程度で効果が期待できますが、投与を中止すると効果は数ヶ月内で失われてしまいます。
ミノキシジルは国内外でフィナステリドやデュタステリドと合わせて使用されることもあり、その組み合わせによる治療効果が期待されています。ただし、日本ではミノキシジルの外用薬のみが認可されています。
ミノキシジルの外用薬
ミノキシジルは血管拡張作用を持ち、頭皮への血流を促進することで毛髪の成長をサポートします。定期的に頭皮に塗布することで、薄毛の進行を抑え、新たな髪の毛の成長を促す効果が期待できます。
AGA治療のリスク・副作用
フィナステリド
- 性欲減退
- 勃起不全
- 精液量の減少
- 肝機能障害 など
デュタステリド
- 性欲減退
- 勃起不全
- 精液量の減少
- 乳房の痛みや腫れ
- 肝機能障害 など
ミノキシジルの飲み薬
- 血圧低下
- めまい
- 動悸
- 体重増加
- 手足のむくみ など
ミノキシジルの外用薬
- 頭皮のかゆみや赤み
- かぶれや炎症
- 頭痛
- 体毛の増加 など
女性の薄毛治療について
AGAは男性に多く見られる症状ですが、女性においても薄毛に悩む方は少なくありません。女性の薄毛は、ホルモンバランスの変化、栄養不足、ストレスなど、多岐にわたる原因が考えられます。当院では、女性特有の薄毛の悩みにも対応しており、ミノキシジルの使用やホルモンバランスを考慮した治療、生活習慣の改善など、総合的なアプローチで患者様をサポートしています。
スピロノラクトン内服
スピロノラクトンは、アンドロゲン(男性ホルモン)の作用を抑える薬で、女性の薄毛治療において有効な方法の1つです。アンドロゲンは、脱毛を促進する可能性があり、その作用をブロックすることで薄毛の進行を遅らせることが期待されます。
特にホルモンバランスの乱れが原因で起こる薄毛や、男性ホルモンの影響を受けやすい女性に効果的だと言われています。ただし、妊娠の可能性のある女性は使用できないなど、副作用や使用上の注意があります。そのため医師の指導のもとで使用する必要があります。
ルグゼバイブ内服
ルグゼバイブは、馬プラセンタを主成分とした女性の薄毛治療に用いられる内服薬です。馬プラセンタには豊富な成長因子が含まれており、これらの成長因子が毛母細胞を刺激し、髪の毛の成長を促進すると考えられています。またルグゼバイブに含まれるコロストラムにも、抗老化作用や抜け毛予防、ダメージを受けた髪の修復などの効果があるとされています。
女性の薄毛治療のリスク・副作用
スピロノラクトン内服
- 高カリウム血症
- 低血圧
- 頭痛
- 月経不順
- 乳房の痛みや腫れ など
ルグゼバイブ内服
- アレルギー反応
- 胃腸の不調(吐き気、下痢など)
- 体重増加
- 肝機能障害
- 血圧の変動 など
AGA料金
AGA(男性型脱毛)
フィナステリド 30日分 | 6,000円 |
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デュタステリド 30日分 | 6,500円 |
ミノキシジル(外用薬)
男性用ミノキシジル | 6,000円/1本 |
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女性用ミノキシジル | 3,500円/1本 |
ミノキシジル(内服薬)
ミノキシジルの飲み薬 30日分 | 7,500円 |
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女性の薄毛治療
ルグゼバイブ内服
1ヶ月 | 8,000円 |
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※価格はすべて税込表記
ED(勃起不全)とは?
たまプラーザ駅前皮ふ科では、ED(勃起不全)の治療も行っています。EDとは、性的な刺激にも関わらず十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指し、多くの男性が生涯にわたって経験する可能性がある問題です。
EDは単なる身体的な問題にとどまらず、心理的な要因や生活習慣の乱れも大きく関係しているとされています。
EDは多くの場合、治療によって改善が見込めます。たまプラーザ駅前皮ふ科では、患者様お一人おひとりの状況を丁寧にヒアリングした上で、最適な治療方法を提案しています。
治療には、ライフスタイルの改善、薬物療法、心理的なサポートなどがあり、EDに悩むすべての男性が健康的で満足のいく性生活を取り戻せるように、全力でサポートします。
こんなことでお悩みではありませんか?
- 性的な刺激にも関わらず勃起が得られない
- 勃起しても性交中に勃起が維持できない
- 性的な欲求はあるが、勃起に至らない
- 朝の自然な勃起がなくなった
- 性行為に対する不安やプレッシャーを感じる
- 過去の性行為での失敗がトラウマとなっている
- ストレスや疲れが原因で性的なパフォーマンスが低下している
- パートナーとの関係に悩み、それが性的な問題を引き起こしている など
このようなことでお悩みでしたら、横浜市青葉区のたまプラーザ駅前皮ふ科へご相談ください。
ED(勃起不全)の原因
EDの原因は多岐にわたり、身体的、心理的、生活習慣などの影響が考えられます。主な原因としては次のようなものがあります。
血管の問題
動脈硬化などによる血流不足が、勃起を妨げる原因となることがあります。
神経障害
糖尿病や脊髄損傷など、神経系の損傷が勃起に影響を及ぼすことがあります。
ホルモン異常
テストステロンの低下など、ホルモンバランスの乱れもEDの一因となります。
薬剤の副作用
高血圧治療薬や抗うつ薬など、特定の薬剤がEDを引き起こすことがあります。
心理的要因
ストレスやパートナーとの関係性の問題など、心理的な要因も大きく影響します。
生活習慣の問題
喫煙、過度の飲酒、肥満、運動不足などの生活習慣がEDを悪化させることがあります。
ED治療薬について
ED治療薬は、勃起を助けるために開発された医薬品で、様々な成分があります。たまプラーザ駅前皮ふ科では、主に以下のジェネリック医薬品を提供しています。
バイアグラジェネリック(シルデナフィル)
バイアグラジェネリックは、有効成分シルデナフィルを含むED治療薬です。血管を拡張させて血流を改善することで、勃起を促します。性的な刺激があった時にのみ効果があるため、自然な性行為に近い状態をサポートします。
リスク・副作用
- 顔のほてり
- 頭痛
- 目の充血
- 消化不良
- 腹痛
- めまい など
レビトラジェネリック(バルデナフィル)
レビトラジェネリックに含まれるバルデナフィルも、血管の拡張を助ける作用があります。バイアグラジェネリックと同様に、性的な刺激がある場合に効果を発揮し、勃起をサポートします。個人の体質や健康状態によって、適した治療薬は異なるため、専門医との相談が重要です。
リスク・副作用
- 顔のほてり
- 頭痛
- 目の充血
- 鼻づまり
- 動悸
- 消化不良 など
シアリスジェネリック(タダラフィル)
シアリスジェネリックはレビトラやバイアグラなどのED治療薬と比べ、優れた持続時間が期待できます。個人差はありますが、服用した後の持続時間は、約30時間〜36時間と言われています。
リスク・副作用
- 顔のほてり
- 動悸
- 消化不良
- 下痢
- 胃炎
- 筋肉痛 など
料金
ED治療薬 | 300〜1,400円 |
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